「発達」とは、赤ちゃんから老人になるまでに起こる変化の事をいい、この変化には2種類あります。
まず1つは、赤ちゃんが生まれてから成人になるまでの段階の、上昇的進歩的変化。
2つめは成人から老人へ向かう、下降的退歩的変化です。
上昇的過程の例としては、身長・体重の増加があげられます。
機能についていえば、赤ちゃんは5本指を持って生まれてきますが、生まれた時には、これらの指は殆ど機能していません。
生後5〜6ヶ月の乳児になると親指と他の4本の指を相対させてつかむ事ができます。
8ヶ月頃、約1年で親指と人差し指だけで、小さい物を上手につまむ事ができるようになるのです。
このようにして5本の指は次第にその機能を発揮していくようになりますが、このように量的および機能的に現れる変化を「発達」というのです。
子どもは育とうとする力を生まれながらにもっていますが、自然にオッパイを飲むようになります。
これは誰かが教えたわけではありません。
これが生まれながらに持った「育とうとする力」なのです。
これはごく当たり前のように思えますが、とても不思議なことで、飲むという行為やオッパイとは何かというこも赤ちゃんは全く知りません。
オッパイを飲めはお腹がいっぱいになるということもわからないまま飲んでいるのです。
「発達」とは、成熟と学習の相互作用によって、連続的に起こる「変化」の過程なのです。
