最近では、母性が十分に育っていない未成熟の母親の事を「母性の崩壊」や「母性の衰弱」というようなことばで表現する事があります。
そしてこの母性の未成熟そのものが、今日の親子の絆の崩壊や児童虐待の発生の原因として、重要なポイントとされているのかもしれません。
現在の日本では、女性を取り巻く環境が昔に比べると大きく変化してきました。
幼女時代から女性を取り巻く社会体制の変遷については、ヤングママの多くは母性喪失が著しいとの説もあります。
しかしその原因の全てをヤングママの責任とするのは、間違っているのではないでしょうか。
これはなぜかと言うと、現在の社会そのものが、母親の母性の成熟を阻害する方向に動いているからなのです。
子どもは、同一の刺激や経験には同じように反応しないことを示す研究は多くあります。
また、母親の養育行動によって、子どもの愛着行動の性質に違いが生れてくるという意見も数多くあります。
しかし、子どもの発達に影響を与える要因を、子ども側の行動パターンに求めたり、母親側の養育態度に求めたりするという考え方は、すでに支持され
