乳児の微笑反応を発達面からみると、およそ4段階に分けことができます。
生後6ヵ月頃から、乳児の微笑みは人を選ぶようになり、日頃関わりがあり、よく知っている人には微笑み、知らない人に対しては微笑まなくなります。
7ヵ月頃の乳児は見慣れた顔に対して微笑み、見慣れない顔には強く警戒心をもち、泣いたりすることがあります。
これを「人見知り」と呼んでいます。
身近にいるいつも自分のお世話をしてくれる大人との間で、情愛が形成されることで、人見知りが始まります。
人見知りをする事で、社会的意味あいがより強くなってくるのです。
以上のように微笑反応の発達経過をみていくとわかるように、最初は本能的な微笑みから、やがて外的刺激への反応としての微笑み、そして、対人関係的微笑みへと成長します。
自分にとって日頃親しく関わり、安心できる人にだけ微笑みかけ、見慣れない人対しては人見知りが現れて、愛着が生まれていくのです。
人見知りの多くは、子供の頃に良く見られる事なのですが、これが大人になっても治らずに、さらに強くなったり、いつでも人を敬遠してしまう状態が、神経症からくる人見知りだと言えます。
普通は、年齢を重ねるにつれ、人に慣れてくる事で人見知りは自然になおっていくものなのですが、この症状が大人になっても続いてしまう場合があります。
これは神経質性格の影響と、人前で何か恥ずかしい思いをした事がある、などの外的要因等の影響が重なるためだと考えらています。
